
2025.12.25
【入荷案内】393〜423年 西ローマ帝国 ホノリウス帝 ソリダス金貨 MS(Strike 5/5|Surface 4/5)|“西ローマ末期”の栄光を封じ込めた奇跡のハイグレード
こんにちは!葉山満です。
古代金貨の中でも、世界市場での流動性・歴史的信頼性・コレクション人気の三拍子が揃う王道ジャンル――
それが ソリダス金貨 です。
今回ご紹介するのは、
『393年〜423年 西ローマ帝国 ホノリウス帝 ソリダス金貨 MS(Strike 5/5|Surface 4/5)』。
西ローマ帝国が大きく傾いていく動乱期に鋳造されたにもかかわらず、
打刻満点5/5・表面評価4/5という“抜群の状態”を保持した、まさに別格の一枚です。
本記事では、歴史背景、デザイン、鑑定価値、市場性、価格優位性まで、
収集家・資産家が押さえるべき要点をまとめて解説します。
ホノリウス帝 ソリダス金貨とは?
ソリダスは、古代ローマ〜ビザンツの基軸となった金貨で、
**「古代金貨の王道」**として国際市場で非常に厚い需要を持ちます。
本品の皇帝は、ホノリウス帝(在位393〜423年)。
この時代の西ローマは、異民族の圧力が強まり、歴史が大きく動いた局面です。
つまり本品は、“西ローマ末期の現実”を金で残した一次史料とも言える存在。
そして何より重要なのは、ソリダスは「存在する」だけではなく、
**“状態が良いほど希少性が跳ね上がる”**ジャンルだという点です。

デザインの魅力
「勝利」を掲げる皇帝――帝国の意志が刻まれた図像
● 表面:ホノリウス帝の肖像
皇帝の威厳を正面から伝えるクラシックな肖像。
銘文:DN HONORI-VS P F AVG
● 裏面:勝利の女神ヴィクトリア像を掲げるホノリウス帝
勝利女神(ヴィクトリア/ニケ)を掲げる皇帝像は、
「帝国は揺るがない」という意思表示そのもの。
銘文:CONCORDI – A AVGG
下部:CONOB
● 「CONOB」の意味
裏面に刻まれる CONOB は、
“コンスタンティノープル(CON)製の高品位金(OB)” を示す表記として知られ、
ソリダス金貨の信頼性を象徴する重要な要素です。
(※古代金貨としての“品質保証”に近いニュアンスで語られることが多いポイントです)
■ コイン詳細(スペック)
発行年: 393年〜423年
発行国: 西ローマ帝国
額面: ソリダス
素材: 金
重量: 4.44g
直径: 約20mm
表面: ホノリウス帝の肖像
裏面: 勝利女神像を掲げるホノリウス帝
鑑定: NGC MS(Strike 5/5|Surface 4/5)

希少性
「残っている」のに「良い状態がない」――ソリダスの本質
この時代のローマ金貨は、一定数の残存がある一方で、
摩耗・打刻の甘さ・表面荒れなどで“状態が伸びない”個体が圧倒的多数です。
つまりソリダスは、
「見つけること」よりも「良い状態で出会うこと」が難しい。
さらに、良い個体ほど長期保有されやすく、
市場に出た瞬間に消える――この流れが常態化しています。
本品のように
MS(完全未使用級)+ Strike 5/5
という条件になると、供給の細さは一段上がります。
状態・コンディション
MS(完全未使用)× Strike満点5/5――“1600年を超えてこの鮮明さ”
本品は、
- Strike(打刻)5/5 満点
- Surface(表面)4/5 高評価
- グレード:MS(Mint State)
- 古代コインにありがちな“マイナス評価”が見当たらない
という、非常にバランスの取れた評価。
表裏とも図像が鮮明で、
ホノリウス帝の表情や装束のディテール、
裏面の勝利モチーフの立体感まで、「見て分かる」状態の強さがあります。
古代金貨で本当に価値がつくのは、
カタログスペックではなく**“現物の説得力”**。
この個体は、その説得力がしっかりあります。
市場性
“西ローマ末期”というストーリーが、世界中で強い
ホノリウス帝の時代は、
西ゴート族によるローマ市陥落(410年)など、
西ローマの命運が大きく揺れた象徴的な局面を含みます。
その動乱のただ中で、裏面に刻まれたのは
勝利女神を掲げる皇帝。
現実が厳しいほど、コインの図像は“帝国の威信”を強く打ち出します。
この「歴史の皮肉」と「政治的プロパガンダ」が、
古代コインを“ただの金”では終わらせない最大の魅力。
そしてソリダスは、
- 国際市場で人気が厚い
- 流動性が高い
- 価格の基準が作られやすい
という特性があり、近年は収集価値に加えて
“コレクタブル資産”としての注目度も上がっています。
他の名品と比較した「価格の優位性」
過去の海外オークション実績でも、ホノリウス帝ソリダスは
下位グレードでも50〜60万円台の取引が確認されています。
- CH AU 5/5 4/5: 約56万円(昨年)
- AU 5/5 4/5: 約60万円(昨年)
本品はそれらより上位の MS で、状態評価も強い個体。
ソリダス全体が上昇基調にある中で、
今回の提示価格は状態に対して抑えめと判断でき、
“価格的優位性”が取りやすいポジションです。
時代背景
帝国の終末期に鋳造された“金の証言者”
西ローマが緩やかに崩れていくこの時代、
政治・軍事・外交の歯車は複雑に絡み合い、
皇帝の権威は揺れ、辺境の圧力は増大しました。
それでも、金貨は発行され続けます。
国家が最後まで守ろうとした“信用”が、金貨には宿るからです。
この一枚を手にすることは、
「西ローマの終末」を“手のひらの上の現物”として持つことでもあります。
まとめ
古代金貨の王道「ソリダス」× MSハイグレード――コレクションの核になる一枚
まとめると、このソリダスは以下の魅力を兼ね備えています。
◆ 世界市場で圧倒的人気の王道ジャンル「ソリダス」
◆ 西ローマ末期(393〜423年)のドラマを刻む歴史性
◆ NGC MS(完全未使用級)
◆ Strike 5/5満点、Surface 4/5の強いバランス
◆ 良状態が市場に出づらいカテゴリー特性
◆ 国際需要が厚く、換金性・流動性も高い
そのため本品は、
「古代金貨の基軸を持ちたい」
「状態の良いソリダスを“主役枠”で置きたい」
という方にとって、非常に満足度の高い一枚になります。
商品価格:55万円(税込)
ご提案コインの比較や今後の優位性について
【期待値】
古代ローマ金貨は、歴史的価値と国際的な収集層に支えられ、需要が安定しています。
その中でも、保存状態が強い個体は供給が限られるため、
市場環境次第で評価が上に伸びやすい特徴があります。
ホノリウス帝という“西ローマ末期の節目”を象徴するテーマ性も、長期的に強みです。
【売却時の利点】
ソリダスは国際市場で認知度が高く、
欧米・アジアを問わず買い手が厚いジャンルです。
さらに本品は NGCのMS という明確な裏付けがあるため、
真贋・状態の議論が起きにくく、売却時の手間が減ります。
加えて「西ローマ末期」というストーリー性は、オークションでも訴求が強いポイントになります。
こちらのコインは、資産価値・コレクション価値・売却時の流動性のいずれにおいても魅力的で、
ポートフォリオの中核になり得る一枚です。
ぜひご検討ください!







