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2023.06.27

やっぱり人間ってすごい!!お金の起源とは?

みなさんごきげんよう、アンティークコイン投資家の葉山満です。

お金が生まれる前は物々交換が行われていたことは皆さんご存じだと思います。ですが、そこからどうやって現在の500円玉のようなコインが生まれたのでしょうか?実は金属貨幣は2000年以上の歴史を持つ、とても深い世界です。

この記事ではお金が発明された経緯と、昔のコインであるアンティークコインが持つ魅力についてお伝えしていきます!

コインの歴史が2000年以上ということは、2000年以上も前に作られたアンティークコインがあるのです。しかもそのコインは現存しており、コレクターにとって喉から手が出るほど欲しい価値の高い商品となっています。

お金の起源とは?

お金が発明される前は、物々交換や物品交換で欲しいものを手に入れたり、いらないものを人にあげたりしてきた、というのが通説です。現在、世界最古の金貨は紀元前670年頃に誕生したと考えられているので、それより前の時代のことです。

最初は物々交換でものの取引が始まり、その不便さを解決するために物品交換が生まれました。さらに物品交換の不便さを解決するために生まれたのが、『お金』です。お金が生まれる背景には諸説あるのですが、今回はこの通説を基にお金が生まれるまでの歴史について解説していきましょう。

お金が生まれる前は物々交換

お金が生まれる前は、物々交換によって欲しいものを手に入れていました。

例えば、その人の得意分野によって漁師、猟師、農夫などに分かれ、自分の分だけでなく、人にあげる分も食糧を用意します。漁師は魚を、猟師は肉を、農夫は米などの食糧を、自分が食べる分より多く確保します。余る分を他人にあげ、自分が持っていない食糧をもらうことが、物々交換です。

しかし、物々交換には「欲しいものと交換してもらえる保証がない」という大きな問題があります。例えば、肉が欲しい漁師は猟師のところへ行き、魚と交換して欲しいと頼みます。しかし、その猟師は魚ではなく、米を欲しがっており、「魚とは交換したくない」と言いました。そこへ農夫が米を持って現れ、猟師の肉と交換しました。すると、猟師と農夫は欲しいものを手に入れられて幸せですが、漁師は欲しいものが手に入らず、不幸せな結末になってしまいます。

しかも、誰もが同じくらいの価値の物同士を交換したいと思うものですが、2つの物の価値が必ず釣り合うとは限りません。

例えば、鮮度の高い肉を持っている人が、鮮度の悪い魚を持っている人と交換するとき、「魚は欲しいけど、自分の肉より価値があまりにも低そうな魚と交換するのは嫌だな」と思うのは当然でしょう。

このように、物々交換には「自分と相手が求めるものが一致している」ときにしか取引が成立しないことや、必ず同価値の物同士を交換できるとは限らないことなどのデメリットがありました。これらの問題を解決するために登場したのが、物品交換です。

物々交換から物品交換へ

物品交換とは、貝殻や石、布などを通貨として取引することです。物品交換には自然貨幣と商品貨幣という2つの段階があり、自然貨幣は貝殻や石、骨など自然のもの、商品貨幣は布や米、家畜といった商品そのものを貨幣として使ったものです。

物品交換なら、鮮度の良い肉は貝殻10枚分、悪い肉は1枚分、などのように商品の価値によって値段を変えることができます。また、欲しいものを貝殻で買えるようになったため、物々交換と違って自分が持っているものと交換してくれる人を探す必要は無くなりました。

最初は自然貨幣から始まり、貝殻や石を通貨として使っていました。しかし貝殻や石そのものに価値がないため、商品の価値を貝殻や石に代表させるのは無理がありました。

この問題を解決したのが、商品貨幣です。布や米など物自体に価値がある商品を貨幣として使うことで、商品の価値を商品貨幣で表現することができるようになりました。

しかし、商品貨幣にも問題がありました。それは、物自体が大きくて持ち運びが不便なことです。この問題を解決したのが、金属貨幣です。

物品交換から貨幣制度が始まる

物品交換の時点で、通貨という概念は始まっていることが分かりました。その意味では、お金の発明の始まりは物品交換と言えるかもしれません。商品貨幣の後、現在のお金の起源である金属貨幣が始まったのは、商品貨幣の持ち運びしにくい問題を解決するためです。

金や銀、銅といった貴重な金属でできた貨幣は、貴金属としての価値があるため、商品の価値を表現するのに向いています。また、手のひらに載るほど小さなサイズに作れば持ち運びにも困りません。これが現在につながる金属の貨幣が発明された歴史背景です。

次回は『アンティークコインの起源』についてお伝えしたいと思います。最後まで読んでいただいてありがとうございます。

みなさんにアンティークコインで幸あれ!