【入荷案内】1963年 ペルー 女神の坐像 100ソル金貨 MS66｜“第二の雲上の女神”と称される南米大型金貨の最高峰

こんにちは！葉山満です。

ラテンアメリカ黄金期を象徴し、
インカ文明の太陽神を讃えるペルーの名作――

『1963年 ペルー 女神の坐像 100ソル金貨 MS66』

本記事では、このコインの
歴史的背景・デザイン・鑑定評価・市場性・価格の優位性まで、
収集家・投資家の方に押さえていただきたいポイントをまとめて解説します。

1963年 ペルー 女神の坐像 100ソル金貨とは？

「女神の坐像」シリーズは、
南米アンティーク金貨市場を代表するペルー金貨の最高峰シリーズであり、

• ラテンアメリカ黄金期の経済力
  
• インカ文明の太陽信仰
  
• 国家の誇りと美術性
  

を一枚に凝縮した、極めて評価の高い大型金貨です。

中でも 100ソル金貨 は、

• 直径約37mm
  
• 重量約46.8g（純金約42.1g）
  

という圧倒的なボリュームを誇り、
「南米大型金貨の王道」として世界中のコレクターから憧れの的となっています。

今回ご紹介するコインは、

• 1963年銘
  
• 発行枚数：7,342枚
  
• NGC鑑定：MS66（第4位グレード）
  
• NGC鑑定枚数：150枚
  

という条件を満たす、人気・希少性・状態の三拍子が揃った貴重な一枚です。

デザインの魅力

南米大型金貨の頂点に君臨する女神像

● 表面

太陽をモチーフにした盾の横に座る女神の坐像が描かれています。

• インカ文明の太陽神を象徴する盾
  
• 自由と正義を体現する女神像
  
• 精密なレリーフと均整の取れた構図
  

南米金貨らしい華やかさと、クラシカルなヨーロッパ金貨にも通じる気品を兼ね備えた、
非常に完成度の高いデザインです。

銘文：

CIEN SOLES ORO GRS. 42.1264 DE ORO FINO LIBERTAD 1963

• 額面：100ソル
  
• 純金含有量：42.1264g
  
• LIBERTAD（自由）と刻まれたモットー
  

● 裏面

裏面には、ペルー共和国の国章が刻まれています。

銘文：

PESOS : GRS. 46.8071 – REPUBLICA PERUANA – NUEVE DECIMOS FINO – LIMA

• 総重量：46.8071g
  
• 発行国：ペルー共和国
  
• 金品位：9/10（90％）
  
• 鋳造地：リマ造幣局
  

国章デザインの内訳：

• 左上：ペルーを代表する動物 ビクーニャ（リャマ科）
  
• 右上：国花 カンツゥータ
  
• 下部：豊穣の角から溢れ出す金貨（豊富な地下資源を象徴）
  

国家のアイデンティティを緻密に表現した図像は、
「第二の雲上の女神」と称されるほどの美しさで世界中のコレクターを魅了しています。

コイン詳細（スペック）

発行年: 1963年

鋳造地: ペルー・リマ造幣局

発行国: ペルー共和国

額面: 100ソル

素材: 金（90％）

総重量: 約46.8g

純金重量: 約42.1g（42.1264g）

直径: 約37mm

発行枚数: 7,342枚

表面: 太陽をモチーフにした盾の横に座る女神の坐像

裏面: ペルー共和国の国章

鑑定: NGC MS66

NGC鑑定枚数: 150枚

NGC鑑定ページ：
https://www.ngccoin.hk/certlookup/8152404-008/66/

希少性

NGC鑑定枚数150枚、上位グレードはわずか15枚

「女神の坐像 100ソル金貨」は、
戦後ペルー政府が外貨獲得を目的として発行した輸出向けの地金型金貨であり、
一般流通を想定していない特別仕様のシリーズです。

1963年銘は、

• 発行枚数：7,342枚
  

と、同時期に製造された他国の大型金貨と比べても決して多くはない数量に限られています。

NGCにおける1963年 100ソル金貨のグレード分布は、

1. MS68：1枚
   
2. MS67：13枚
   
3. MS66+：1枚
   
4. MS66：32枚（本品）
   

となっており、

MS66以上の上位グレードは合計わずか47枚
そのうち本品と同格のMS66は32枚のみ

という非常にタイトな分布です。

発行から約60年を経た現在、

• 溶解・再加工による減耗
  
• 海外コレクションへの流出
  
• 長期保有による市場からの“消失”
  

などにより、高鑑定の現存数はごく僅か。

特に MS66以上のハイグレード個体は、世界のマーケットで争奪戦になりやすく、
実物を見られる機会そのものが稀少 になりつつあります。

「南米大型金貨の金字塔」として評価される本シリーズは、
今後も現物入手が難しくなっていくと考えられるカテゴリーです。

状態・コンディション

NGC第4位鑑定 MS66――60年を経てもなお極上コンディション

本コインは、NGCにより

• MS66（Mint State 66）
  

という高い評価を獲得しています。

MS（未使用品）グレードの中でも最上位に近いランクであり、

• フィールドの光沢がしっかり残る
  
• 女神像や国章のディテールがくっきりシャープ
  
• 大型金貨にありがちな目立つ打痕や摩耗が極めて少ない
  

といった点から、観賞用・コレクション用として申し分のないコンディションです。

約60年前に発行された37mm・約47gの大型金貨であることを考えると、
ここまで美観を維持している個体は多くありません。

長期にわたり丁寧に保管されてきた背景がうかがえる一枚であり、
コレクションの主役として堂々と据えられるグレードと言えるでしょう。

市場性

「第二の雲上の女神」として世界中のコレクターから熱視線

ペルー政府は、外貨獲得と国際市場における信用向上を目的として、
1950〜70年代にかけて高品質の地金型金貨シリーズを発行しました。

その代表格が、この 「女神の坐像 100ソル金貨」 です。

• 高純度の金（90％）
  
• 大型サイズならではの存在感
  
• インカ文明と近代国家の象徴を融合した高度なデザイン
  

これらの要素が評価され、
本シリーズはラテンアメリカ金貨の中でも特に美術性の高い大型金貨として世界的に知られています。

「雲上の女神金貨（フランス）」に匹敵する美しさから、

“第二の雲上の女神”

とも称され、ヨーロッパ系コレクターからの支持も厚いジャンルです。

• 直径37mm
  
• 約47gという重量感
  
• 南米らしい華やかなレリーフと磨き抜かれたフィールド
  

は、手に取った際の満足感が非常に高く、
所有する喜びを強く感じられる一本となっています。

さらに近年は、

• 大型金貨需要の高まり
  
• 中南米金貨全体の現存数減少
  
• ペルー経済・インカ文明への再評価
  

などを背景に、国際市場での存在感が一段と高まっているカテゴリーです。

他の名貨と比較した「価格の優位性」

近年のペルー金貨の価格推移を見てみると、
その上昇トレンドは非常に顕著です。

代表例として、

• 1967年 ペルー インディアンヘッド 50ソル金貨 MS65
  
  • 2017年：約20万円
    
  • 2022年：約56万円
    → 約5年で＋約180％
    
• 1969年 ペルー インディアンヘッド 50ソル金貨 MS64
  
  • 9年間で ＋約335％（約87万円まで上昇）
    

といった実績が確認されており、
ペルー金貨全体が投資対象として強く評価されていることがわかります。

100ソル金貨の同シリーズにおいても、海外オークションでは

• 1955年銘 MS66：約319万円で落札
  
• 1968年銘 MS66：約288万円で落札
  

といった高額落札が相次いでいます。

国内市場においても、

• 1964年銘 MS66：約260万円前後で流通
  

しており、シリーズ全体の評価が確実に切り上がってきている状況です。

本コイン（1963年 MS66）は、

• 「第二の雲上の女神」と称される美しいデザイン
  
• 発行枚数7,342枚の少なさ
  
• NGC MS66・鑑定枚数150枚というハイグレード品の限定性
  

を兼ね備えながら、
依然として“伸びしろのある価格帯”に位置していると評価される銘柄のひとつです。

かつては地金価格に数％上乗せされた程度の相場でしたが、
オークションでの急騰を背景に、一気に芸術コイン・投資コインとしての評価が高まりました。

それでもなお、専門家の間では

「まだ割安で、今後の上昇余地が大きい」

とみなす声が多く、
長期保有に向いた有望な投資対象とされています。

期待値

美術性・資産性・希少性を兼ね備えた“南米大型金貨の本命”

「ペルー 女神の坐像 100ソル金貨」は、

• ラテンアメリカ経済が成長期に向かう時代に発行された歴史的金貨
  
• 発行枚数7,342枚という限定性
  
• 高鑑定 MS66 によるハイグレード個体
  

という条件から、コレクション・投資の両面で極めて期待値の高い一枚です。

世界的には、

• アンティークコイン市場の拡大
  
• 大型金貨への需要増加
  
• スラブ入りハイグレード品への資金集中
  

が続いており、本コインのような大型×高鑑定×高デザイン性の金貨は、
今後も「買いたい人は増えるが、出てこない」という状況が強まると考えられます。

インカ文明やラテンアメリカの歴史背景・文化的魅力も相まって、
欧州・北米・アジアの各マーケットで安定した需要を持つ、
グローバル需要に支えられたカテゴリーと言えるでしょう。

売却時の利点

大型・高鑑定・人気デザイン＝高い流動性と安心の出口戦略

この100ソル金貨は、

• 発行枚数・鑑定枚数ともに少ない希少性
  
• NGC MS66という高鑑定
  
• 約47gの大型金貨としての重量・存在感
  
• 「女神の坐像」という世界的に評価の高いデザイン
  

を兼ね備えているため、売却時の流動性が非常に高いという強みがあります。

• 国内外オークション
  
• 海外ディーラー
  
• コレクター間の二次流通
  

など出口の選択肢が幅広く、
「売りたいときにちゃんと市場がある」という安心感は、
長期保有するうえで大きなメリットとなります。

こちらのコインは、

• 資産価値
  
• コレクション価値
  
• 売却時の流動性
  

のすべてにおいて高い水準を満たした1枚です。商品価格：172万円（税込）