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2025.12.29

【入荷案内】1857年A フランス 第二帝政 ナポレオン3世 無冠 100フラン金貨 MS62|BARRE最高峰の肖像美、フランス“黄金期”を象徴する王道金貨

こんにちは!葉山満です。

フランス金貨の中でも、世界市場での人気・流動性・銘柄としての強さが頭ひとつ抜けているのが、ナポレオン系の大型金貨。
今回ご紹介するのは、そのど真ん中――

『1857年A フランス 第二帝政 ナポレオン3世 無冠 100フラン金貨 MS62』

第二帝政という華やかな時代を背景に、
フランス貨幣芸術の巨匠 BARRE(ジャック・ジャン・バレ) が刻んだ肖像は、
「フランス金貨の王道」そのものです。

本記事では、歴史背景、デザイン、鑑定価値、希少性、市場性、価格優位性まで、
コレクター・資産家が押さえるべき要点をまとめて解説します。


ナポレオン3世 無冠 100フラン金貨とは?

フランス第二帝政(ナポレオン3世期)の100フラン金貨は、
大型・高品位・美術性を兼ね備えた“ヨーロッパ金貨の優等生”。

中でも本品は、

  • パリミント(A)
  • 無冠肖像(よりクラシックで上品)
  • PCGS MS62(完全未使用級)

という、需要が厚い条件が揃っています。

そして何より、ナポレオン3世の100フランは
「フランス金貨を1枚持つなら、まずこれ」
と言われやすい“定番強者”で、買い手が途切れにくいのが強みです。


デザインの魅力

BARREが刻んだ“気品ある肖像美”と、帝国の威光

● 表面:ナポレオン3世の肖像

銘文:NAPOLEON III EMPEREUR BARRE

王冠を載せない「無冠肖像」は、
権威を誇示しすぎず、むしろ洗練と格を感じさせる表現。
レリーフの繊細さ、輪郭の美しさは、BARRE作品の真骨頂です。

● 裏面:フランス帝国の紋章

銘文:EMPIRE FRANÇAIS 100 FRs A 1857
A=パリミント

フランス帝国の紋章を堂々と配し、
“帝国の最盛期”を視覚で語る構図。大型金貨ならではの迫力があります。

● 縁:フランスらしい“精神性”

DIEU PROTEGE LA FRANCE
(訳:我がフランスは神に見守られています)

縁文字まで含めて「作品」として完成しているのが、フランス金貨の美点です。

● 刻印師:Jacques-Jean Barre(ジャック・ジャン・バレ)

パリ造幣局の歴史に名を刻む天才彫刻家。
イギリスの名匠ワイオンと並べて語られることも多く、
BARRE銘の金貨は世界中で安定した支持を得ています。


コイン詳細(スペック)

発行年: 1857年

鋳造地: パリ(A)

額面: 100フラン

発行枚数: 103,330枚

素材: 金

重量: 32.25806g

直径: 35mm

表面: ナポレオン3世の肖像(無冠)

裏面: フランス帝国の紋章

刻印師: Jacques-Jean Barre

鑑定: PCGS MS62


PCGS鑑定ページはこちら


希少性

発行10万枚でも「残らない」――“流通貨”の現実

1857年Aは発行枚数が約10万枚とされていますが、
重要なのは「発行数」ではなく「現存する良状態の数」。

当時はしっかり流通に供されたため、
摩耗・傷・取り扱い跡を免れた個体はごくわずかです。

PCGSの鑑定枚数は 257枚
この数字は、**“市場に残っている良質個体がどれほど限られているか”**を端的に示します。

近年、アンティークコイン人気の高まりとともに、
ナポレオン3世100フランは再評価が進み、
良個体の取り合いが起きやすい銘柄になっています。


状態・コンディション

MS62=“使われてきた貨幣”でこの保存は立派

本品は PCGS MS62
流通貨としての歴史を持つ100フランで、MSに乗っている時点で評価が高いです。

  • 摩耗が少なく
  • レリーフがしっかり立ち
  • BARREの繊細さが崩れていない

この条件が揃うと、
「ナポレオン3世の100フランらしさ」が一気に出ます。


市場性

フランス第二帝政=パリが“世界の中心”だった時代の金貨

ナポレオン3世期は、フランスが近代国家へと加速した時代。
経済・都市・文化が伸び、パリは世界の中心として存在感を増していきます。

この“黄金期”の空気をまとった大型金貨は、

  • 歴史ファン
  • 王道コレクター
  • ヨーロッパ金貨投資層

と、需要の層が分厚い。

さらに、ナポレオン系は「知られている」強さがあり、
コレクタブル資産としての入口が広いのも特徴です。

名高い金貨が市場から減っていく中で、
着実に、堅実に、評価が積み上がっていくタイプの王道銘柄。

「ナポレオン金貨は、結局強い」
この結論に回帰する人が多いのも、納得のシリーズです。


他の名品と比較した「価格の優位性」

海外実績や販売相場を参照すると、同シリーズは高水準で推移しています。

  • 同等グレード帯で MS62が約170万円で落札された例
  • 上位グレード MS63が約238万円で取引された例
  • 海外販売で MS61が約116万円の提示例
  • 国内でも未鑑定で 約95万円の提示例

こうした水準感から見ても、本品は
**「王道銘柄 × MSグレード × パリミント」**として、十分に競争力のあるポジションです。


時代背景

“帝国の威信”が最も美しく形になった時代

第二帝政の華やかさは、貨幣に如実に表れます。
肖像の気品、紋章の誇り、縁文字の精神性――
フランス金貨が“芸術”と呼ばれる理由が、ここにあります。

そして、その中心にいるのがBARRE。
「BARRE銘のナポレオン金貨は、フランス金貨の名刺代わり」
と言われるのも、決して大げさではありません。


まとめ

フランス金貨の王道を、MSで押さえる価値

まとめると、本品は以下の魅力を兼ね備えています。

◆ フランス第二帝政の“黄金期”を象徴する歴史性

◆ BARREの最高峰クラスの肖像美

◆ 世界市場で需要が厚いナポレオン系大型金貨

◆ PCGS MS62(完全未使用級)

◆ 鑑定枚数257枚=良状態の供給が細い

◆ 売却時も買い手が途切れにくい王道銘柄

そのため、
「フランス金貨の核になる1枚が欲しい」
「王道銘柄を、状態で押さえたい」
という方にとって、非常に満足度の高い選択肢です。

商品価格:110万円(税込)