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2024.03.27

コイン解説&写真

ハンガリー

愛妻家として知られ、人気ある歴史上の人物のコイン!「ハンガリー フランツ=ヨーゼフ1世戴冠40周年記念 100コロナ金貨①」

みなさんごきげんよう、アンティークコイン投資家の葉山満です。

オーストリア・ハプスブルク家のフランツ=ヨーゼフ1世は、后妃エリザベートを一途に愛した愛妻家としても知られており、人気のある歴史上の人物です。ハプスブルク家最後の皇帝として知られていますが、実はハンガリーの国王も兼ねていました。

今回ご紹介する100コロナ金貨は、ハンガリーで使われていたフランツ=ヨーゼフ1世の肖像が刻まれたコインです。戴冠40周年を記念したコインで、フランツ=ヨーゼフ1世のコインの中でも人気があります。

フランツ=ヨーゼフ1世といえば「雲上の女神」を連想する方も多いと思います。戴冠40周年記念コインも高く評価されているコインなので、この記事でコインや歴史的な背景について理解を深めていきましょう。

ハンガリー フランツ=ヨーゼフ1世戴冠40周年記念 100コロナ金貨の基本情報

ハンガリーのフランツ=ヨーゼフ1世戴冠40周年記念100コロナ金貨について、基本情報を整理しておきましょう。

・国:ハンガリー
・発行年:1907年
・発行枚数:不明
・素材:金
・直径:約36mm
・重量:約34g
・表面:フランツ=ヨーゼフ1世の横顔
・裏面:フランツ=ヨーゼフ1世の戴冠式

オリジナルは1万897枚発行されているのですが、通貨として利用されていたため摩耗や傷があって状態が悪いものが多く、ほとんどはグレードが低く低価格での取引となります。ですが、ARTEX社というハンガリーの商社が発行しているリストライクは鑑定枚数が少なく、コレクションや投資の価値があるグレードの高いコインがあります。(画像:通称「雲上の女神」)

フランツ=ヨーゼフ1世のコインといえば、「雲上の女神」を思い出す方が多いと思います。雲上の女神はすでに価格が高騰しており1000万円程度で取引されることも多く、こちらも人気のコインです。しかし価格が高すぎて手が出ないという方もいらっしゃいますし、戴冠40周年記念100コロナ金貨が候補に挙がってきます。

また、雲上の女神よりも市場に出回る機会が少なく、かえって珍しいと考えているディーラーも大勢います。その希少性から、今後も値上がりが期待できるコインです。

次回、フランツ=ヨーゼフ1世のコインが鋳造され、流通した背景についてお伝えします。

みなさんにアンティークコインで幸あれ!