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コラム

2023.08.30

資産としてのコイン

【★ここが重要ポイント!!】手にするコインが本物なのか?果たして偽物なのか?①

みなさんごきげんよう、アンティークコイン投資家の葉山満です。

アンティークコインにも、美術品などと同様に偽物が存在します。価値の無い偽物を本物と偽って高く売って稼ぐ詐欺師が、残念ながらアンティークコインの世界にもいるのです。

購入した後に鑑定に出したら偽物だと発覚したケースや、売却しようと思ってコインショップに持ち込んだら、鑑定で偽物だと分かって値段がつかなかったケースなど、発覚するタイミングはさまざまです。

高いお金を出して買ったコインや、大切にしていたコインが偽物だと分かったら、経済的にも精神的にも大きなダメージを受けますよね。

この記事では、本物と偽物はどうやって見分けたら良いのか解説していきます。偽物に騙されるケースを具体的に紹介し、どうしたらそのような事態を避けることができるのか、一緒に考えていきましょう。

偽物のコインに騙されるケース

偽物のコインを本物だと思って買ってしまう場合は、主に以下の3つのケースが挙げられます。どんな状況で偽物をつかまされてしまうのか、詳しく見ていきましょう。

1. 裸コインを購入した
2. スラブが偽造されていた
3. ネットオークションで購入した

1. 裸コインを購入した

専用のケースに入っていないコインのことを「裸コイン」と言います。手で直接コインを持てる状態になっているコインのことです。

裸コインを購入した場合、実は偽物だったというケースが非常に多く起きています。裸コインは真贋の鑑定があいまいなので、偽物と本物の区別がつきにくいからです。

鑑定済みのコインは鑑定機関が専用のケース(スラブ)に入れてくれるので、開封されない限りは本物だと証明することができます。そのため、偽物は紛れ込みにくいのです。反対に裸コインはもともと裸の状態で保管されていたり、スラブを開封してしまっているため、本物と偽物の区別がつきにくくなっています。

2. スラブが偽造されていた

ではスラブに入っていれば絶対に本物のコインなのかと言うと、そこまでは断定できないのが難しいところです。悪質な販売業者はスラブの偽造まで行うことがあるからです。

偽造されたスラブに入っているのは基本的に偽物のコインですし、不幸中の幸いでもスラブの表示より低いグレードのコインでしょう。いずれにしろ、高いお金を出して買ったコインにそこまでの価値が無いことは明白です。

スラブの偽造を見破る方法については後述しますが、ひとまず「スラブに入っていても絶対に本物とは言い切れない」ことだけ覚えておいてください。

アンティークコイン投資の初心者の中には、スラブの有無で真贋を見破れると思っている方がいるのですが、絶対的な基準ではないのです。

3. ネットオークションで購入した

偽物の販売は、実店舗よりもネットショップで横行しています。ネットショップでは買い手が実物のコインを見極めることはできないため、だましが起こりやすいのです。

また、ネットショップを運営する人は、自分のお店に悪い評判がついたらアカウントを削除して、別のお店を気軽に立ち上げることができてしまいます。つまり、偽物を販売して悪評がついてもロンダリングできてしまうので、詐欺が起こりやすいのです。ネットの匿名性といった長所が悪用されているケースとも言えるでしょう。

その点、実店舗だと買い手が実物のコインを目で見ることができるので、偽物の販売はしにくいと考えられます。実店舗なら絶対安心とまでは言い切れないのがまた難しいところですが、信頼性の高い販売者と出会うことが重要になります。

次回は信頼性を見極める方法をお伝えいたします。

みなさんにアンティークコインで幸あれ!