2023.07.31
コイン解説&写真
現代
アンティークコインを知ろう!【現代編】
みなさんごきげんよう、アンティークコイン投資家の葉山満です。
今回は現代についてお話したいと思います。
今までの近代までは下記よりお読みいただけます!
現代は、第二次世界大戦が終結した1945年から現在までとします。現代のコインは「モダンコイン」と呼ばれ、アンティークコインとは区別されることが多いです。
【クイーンズビーストシリーズ】
現代史を振り返ると、近代までのヨーロッパ中心の世界ではなくなり、アジアや中東諸国の存在感が増してきています。アメリカのアポロ計画で人類は月にまで到達しましたし、一方でソ連が崩壊するなど世界は大きく動きました。アメリカで起きた同時多発テロも、世界を大きく変えることとなりました。
古代から近代までの問題を引き受ける現代史は複雑に絡み合っていますが、コインはイギリスのものが人気なのはなぜか変わりません。イギリス王室の世界的な人気もあってか、即位記念や即位○周年を記念するコインは値上がりしやすい傾向にあります。
例えば、エリザベス1世の即位450周年を記念する5ポンド金貨が2008年に発行されています。1500枚しか発行されておらず、5ポンドどころではない価格で取引されることが多いです。
【2008 イギリス エリザベス1世即位450周年記念 5ポンド金貨】
モダンコインは値上がりを見込んだコレクターにより、最初から綺麗な状態で保管されることが多いので、状態が良いのが特徴です。これから値上がりするのを待つため、すぐに儲かるとまでは言えないのですが、新しく美しいコインを保有する喜びも味わえることでしょう。
まとめ
古代、中世、近世、近代、現代と年代ごとに主な出来事とアンティークコイン・モダンコインを紹介してきました。
古ければ値段が高くなっているというわけでもなく、価格はコレクターからの人気にもよることが分かります。ウナとライオンを始め、イギリスのコインは値上がりしやすい傾向がある、と言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか、各年代の特徴などおわかりいただけましたでしょうか?
次回は各国についてお伝えしていきます。
みなさんにアンティークコインで幸あれ!