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2023.08.14

コイン解説&写真

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深めよう!アンティークコイン投資 国比較【今は存在しない国編】

みなさんごきげんよう、アンティークコイン投資家の葉山満です。

本日は今は存在しない国、古代ギリシャや古代ローマ、神聖ローマ帝国などについてです。

今は存在しない国のコインも現在では高騰しているものが多いです。コインの歴史は紀元前670年頃にリディア王国(現在のトルコに含まれる場所)始まったとされており、非常に長い歴史を誇っているのです。

【リディア王国 ークロイソス  (560ー546BC) ステイター銀貨】

古代や中世など、特に古いコインについてはこちらの記事で解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

【神聖ローマ帝国1695年レオポルド1世10ダカット金貨】

ハプスブルク家の中興の祖ともいうべきレオポルド1世、その風貌からHOG MOUTH 猪の口などと呼ばれますが音楽や文化を深く愛し、ウイーンを音楽の都として栄させた人でもあります。

外交的にはカール5世以降衰退していたハプスブルク家の領土を拡大、人を取り立てる能力が素晴らしく、外交、文化両面で巧みに使いそのひとたちも厚遇され非常に強い忠誠心があったようです。

まとめ

国別にアンティークコインの特徴を見てきました。イギリス、フランス、ドイツとヨーロッパでも有力な国のコインを見てきましたが、いずれも発行された当時の歴史を反映していることが分かります。植民地支配していた地域のコインにも、自国のシンボルを刻むなど、今では考えられない面白さが見えてきたのではないでしょうか。

アンティークコインは投資目的で行う方もいますが、保有している喜びを味わえる商品でもあります。歴史のロマンや金貨銀貨の美しさに惹かれて、コレクターになる方も大勢いらっしゃいます。集める喜びもあり、値上がりしたら儲けにもつながる商品なので、ぜひ興味を持っていただけたら幸いです。

みなさんにアンティークコインで幸あれ!